最終更新日 2024年11月6日
ローベッドを選ぶことの利点
シングルやダブルなどのサイズから、収納力に優れた跳ね上げ式やキャビネットタイプまでベッドにはさまざまな種類があります。
種類によって特徴は大きく違うので、購入するときはそれぞれのメリットとデメリットを把握しながら選ばなければいけません。
背が低く高さがないローベッドも、他のタイプにはない大きな特徴があります。
メリットとして挙げられるのは、特徴にもなっている高さがないことです。
一般的なサイズやたっぷりと収納できるキャビネットタイプだと、床とかなりの高さがあります。
そのため就寝中に落下するとケガをする危険性が高く、寝相が悪い人は安心して眠ることができません。
特に小さな子どもや高齢者の場合は大きなけがに繋がりやすく、柵を取り付けるなどして落下の防止をしておく必要があります。
しかし元々背が低いタイプなら、床との高さはわずかなのでたとえ就寝中に落下しても、大きなケガに繋がる可能性は低いです。
子どもや高齢者でも安心して眠れるので、世代を問わずに使えるタイプといえます。
また高さがない特徴は、お部屋をスッキリ見せるメリットももたらしてくれています。
ベッドをお部屋に置くと、見た目以上に圧迫感を感じたことがある人も多いでしょう。
お店で実物を見たときには気にならなかったサイズでも、お部屋に置いたら存在感があって狭苦しく感じた経験をしたことがある人も多いはずです。
部屋の広さに応じて見え方が変わる
圧迫感や存在感を感じてしまう理由の一つは、高さです。
高さがあることによってお部屋の中で存在感が増してしまい、イメージしていたよりも大きく感じてお部屋が狭く見えてしまいます。
広い店内で見ていたときには気にならなくても、スペースが限られる一般住宅のお部屋で存在感を発揮してしまいます。
一般的なタイプより高さがないローベッドは、存在感もほとんどありません。
狭い自室においても上部の空間にはゆとりがあるので、ベッドを置いたのに広く見えます。
存在感や圧迫感を感じるのはベッドと天井の間が狭くなるからと言われているので、背が低く必然的に上部の空間にゆとりができるタイプなら、ベッドを置いても広々とした空間になるでしょう。
一人暮らしのワンルームや子ども部屋はお部屋のスペースが限られているので、少しでも広く見せるためにも背が低いタイプを選ぶのがおすすめです。
同じく背の低いベッドとしては、床に直接マットレスを置くフロアベッドがあります。
フロアベッドと大きな違いがないために、メリットやデメリットにも差がないと思うかもしれません。
しかしメリットとデメリットそれぞれに違いがあり、たとえばローベッドはフロアベッドとは違い床に直接マットレスを置かないので、布団にホコリがつきにくくなります。
床板があるためフロアベッドよりも重厚感もあり、カジュアルな雰囲気と上手く噛み合っています。
ある程度の重厚感がありつつもカジュアルなベッドが欲しい方には、最適なデザインといえるでしょう。
マットレスの種類を自由に選べるのも、メリットといえる部分かもしれません。
基本的にどのようなマットレスと合わせられるサイズなので、お気に入りのものを使うことができます。
店舗によってはフレームとマットレスを別々に買うことも可能なので、フレームは安いものを選んでマットレスだけはこだわるといった買い方ができるのも、魅力的なポイントといえるでしょう。
このようにローベッドには多数メリットがありますが、デメリットも当然ながらあります。
低さがメリットにもなりデメリットにもなる
デメリットとして大きいのは、ベッド下のスペースを有効活用できないことです。
キャビネット式や跳ね上げ式なら、洋服やゴルフバッグなどさまざまなアイテムをベッドの下に収納できました。
しかしローベッドは高さが全くないので、床板の下にものを収納するということはできません。
収納スペースが豊富な一戸だってなどにお住まいなら問題ありませんが、ワンルームや狭いアパート・マンションだとスペースを別に用意しなければいけません。
高さがなくてお部屋が広く見えても、収納しきれないものがあふれてしまうと意味もなくなってしまうので、購入する前に別の場所に十分な収納スペースがあるか確かめておきましょう。
もう一つ高さに関するデメリットは、立ち上がるときに足腰に負担がかかる点です。
高さがないので落下の危険もないので高齢者にもおすすめですが、反対に高さがないことによってベッドから立ち上がるときに、スッと立ち上がることができません。
背の高いベッドならスッと立ち上がれていた人も、元々の位置が低いの踏ん張る力が要求されます。
このように特徴でもある背の低さは、優れたメリットになる点もあればデメリットになる点が増える原因になっています。
そのためローベッドを選ぶときにはメリットにばかり気をとられるのではなく、デメリットにも注意しましょう。
使う人のことを考えながら選べば、お部屋も広々として最適なベッドになります。